トップページ > 学校紹介 > 校長挨拶

校長挨拶Principal greeting

是非来て頂きたい生徒像

 小川校長の写真 

 勉強も大切ですが、心が豊かであるということは、もっと大切です。
 世の中で、一番美しいものは何でしょうか。私は、暮れなずむ前の月、朝空にかかる月ではないかと思います。
 二番目に美しいものは何でしょう。私は、夕空に輝く金星ではないかと思います。「宵の明星」とも言いますね。
 人間の世界は、競争に明け暮れる世界だし、若者は、その競争を恐れたり、回避したりしてはなりません。でも、葛藤の合間に、月や星、流れる雲、木々の葉を揺する風の素晴らしさを見落とすことのないよう、豊かな心を持って下さい。
 裸足で夜露を踏んだことがありますか。夏の暑さの折には、空を流れる雲の、スケールの大きさに、目を休めることも大切です。
 どの部活動かに参加して下さい。教室だけの人間関係では、ふとしたきっかけで、気まずくなったときに、孤独に追いこまれる事もあります。「もうひとつの人間関係」として部活動があると、随分と助かることが多いのです。

 

 私たち教師は、力を尽くして皆さんを指導します。しかし、学問とは、もともと自ら学ぶということを前提にして成り立つものです。人間に生まれついての能力差などはありません。どの人にも、やればやっただけの成果が獲得できます。その自発性、可能性を前提にして、来年度からの高校生活に自らを燃焼させて下さい。

 

 学校は、授業が中心の教育機関です。でも、もう少し教えて貰いたいこともあるし、もっと進んで、先まで学びたいということもあります。そのため、「狭山ヶ丘」では、朝ゼミ、放課後ゼミ、夏期・春期・冬期の休みの間に行われる長期講習等、さまざまに自発学習を進めるチャンスがあります。教師が作成するプリント代を含めて、すべて無料です。
 但し、中には「原書講読」というゼミもあります。そのひとつは私と山崎校長補佐が行っているゼミですが、このテキスト(800円)は、自分で買わなければなりません。これは、高校一年生が中心ですが、学年に関係なく誰でも参加することが出来ます。一年間で5冊の英語原書を読み、 Japan Times を読める読解力をつけることが、その狙いです。このゼミは、全員に、一年間で、英検準一級を取得させることが狙いです。大学入試にTOEFL、 TOEIC、英検などが取り入れられることになりそうですが、私たちは、それに対処できる力をつけさせたいと考えているのです。これまで「ラブストーリー」を読み終え、今はガンジーの伝記を読んでいます。
 「しっかり教えるが、自らも学んで欲しい。」それが狭山ヶ丘です。そのため、狭山ヶ丘には、中央図書館、大自習室、小図書館等が完備されています。本校生徒なら、 でも自由に参加できます。夜は9時まで。365日開室が原則です。
 これを書いている5月19日は、本校の中間考査一週間前ですが、この頃になると、三つの図書館、自習室はおろか、300人収容可能の生徒ホールまで満席になります。生徒ホールは、早朝から勉強に余念のない生徒で埋まります。
 嬉しいけれど、「生徒とは、試験がないと勉強しないものなのかなあ。」と、少し悲しくなります。
 悲しみはもう一つあります。本校の生徒は、図書館でよく勉強しますが、あまり本を読む姿を見かけることがありません。でも、図書館は、もともと本を読むところであって、勉強するところではないはずです。高校三年の頃の私は、授業もさぼって図書館にこもり、本を読んでいることが多かったように思います。その頃の高校は、のんびりしていたし、そんな生徒の呼吸する余地もあったのです。今の諸君の勉強オンリー、読書ごく僅かというのは心配になります。皆さんはどうか、本も読むようにして下さいね。本校の難関大学に合格した諸君は、例外なく読書好きであったように思います。
 いずれにせよ、実力は自学自習の中で身についていきます。予備校に通わずとも、行き届いた指導の手に充たされている本校ですが、どうか「自ら進んで学ぶ」という姿勢を確立して下さい。
 校則は、なくとも「やって行ける」ような学校です。但し、パーマ、染髪、ピアス、マニキュアは、行ってはなりません。清楚な身だしなみは求められますが、特に厳しい戒律が求められるような学校ではありません。
 但し、ネットで「闇に隠れて」人を傷つけるような行為は絶対に許されません。これは人の世ならばどこでも同じです。
 ひと頃、プライバシーの名の下に、ネットで人を傷つける行為が「犯人」にたどり着けない時代がありましたが、「加害者」の人権と共に「被害者の人権」も、保障されなくてはなりません。今は警察も世間も、この辺りをしっかり認識しているので、本校では、そのような「加害行為」も全く行われておりません。
 さあ、入試を突破して、楽しい高校生活を迎えましょう。

ページトップへ戻る