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進学指導guidance

狭山ヶ丘高校の進路指導について

 本校は 「進学校」です。本校に入学するということは、大学進学を見据えて3年間を送るということになります。しかし、その大学進学は高校生活においては ゴールだとしても、生徒 1 人1人の長い人生にとってはまだまだスター卜ラインにも満たないものなのです。本校では生徒たちが大学進学を単なるゴールと捉えることなく、明確な意識を持ち将来社会に出て行くため、進学指導における内面的指導を重視します。
 世の中ではよく「受験戦争」という言葉が使われます。正直あまりいい響きの言葉ではないと思いますが、受験というものがある種の「戦い」であることは間違いありません。強い精神力がなければ全国のライバル相手に勝つことはできないのです。そのため、受験のシステムや教科等の指導だけでなく、「なぜ大学に行くのか」、「大学で何を学びたいのか」と生徒に自分を見つめさせ、職業研究や進路ガイダンス等を通じ強い目的意識を養います。さらに、大学受験という全国の高校生が差別なく平等に競い合える場を通じ、努力をして自分に打ち勝つ精神を培います。
 自分を見つめ、自分に挑戦する。その挑戦する心がなければ、この高校生活3年間は空虚なものになるでしょう。促されて大学受験するのではなく主体的に進学してこそ、高校生活自体が将来の人生で意味を成してくるのです。

国立大学現役合格者から(平成30年3月卒業)

理系

東京大学理科一類 入学 齊藤 聖志(所沢市立小手指中学校出身)
 

 幼少期より車や飛行機に関心があったため、大学では工学を専攻することを考え、日本で最も高い水準で工学を学べる東京大学理科一類を志望しました。 具体的には国からの研究費の多さと在籍する学生の学力の高さが念頭にあり、日本一に挑戦したいという野心や冒険心もありました。2学年のときのセンター同日試験をきっけかに1年間の目標を立てて、「これを全て実行できれば必ず合格できるだろう」と思う学習計画を作り、本格的に東大を意識した勉強を開始しました。高校の先生方には主に英作文の添削や数学の答案チェックをしてもらい、自分では気が付かないミスや論理の飛躍などをして指摘してもらいました。東大をはじめ多くの国公立大学の入試問題はほとんどが記述式なので、第三者に客観的に答案を見てもらうことはとても重要であり、本校の先生に添削してもらうことで答案作成力を効率的に向上させることができました。おかげで模試の結果はほとんとがA判定で、自信を持ってセンター試験、二次試験に臨むことがかない、結果的に合格を勝ち取ることができました。
 大学に合格するために重要なことはミクロとマクロの視点から受験の戦略を練ることです。東大は受験科目が特に多いのでこれがとても大切です。私自身これをかなり意識して計画を立てました。ミクロの視点とは問題の出題傾向を分析して、どの大問から解き始めるか、どの大問にどれだけの時間を使って、どの程度得点するかを全ての科目、全ての大問に対して予め決めておくことです。マクロな視点とは長いスパンで何月にどの問題集をどれだけ終わらせ、どの程度過去問を解くかを決めることです。いかなる大学入試においても過去問を研究することは重要になります。これらを決めておかないと勉強の方針が立ちません。この2つの視点から学習計画を立てて、ひとつひとつ確実に実行すれば必ず合格を掴むことができるはずです。本校では生徒1人1人に合った受験プランを先生方が一緒に考えてくれるので、大学合格を目指す方にとって素晴らしい環境が整っています。
 部活動は、インターアクトクラブに3年間所属していました。所沢駅前のあしなが学生募金、入間万燈祭りでのポップコーン店の手伝い、ロードサポートといった地域奉仕の活動などが記憶に残っています。また、本校で開催された年次大会では戦争について発表し、国際情勢についての理解を深めることができました。受験とは直接関わることではありませんが、大学生として、さらには社会人として必要な教養を得ることも高校生活において大事なことでしょう。
 最後に、後輩たちへ。何よりも大切なのは自学自習です。自分の弱点を把握し、自分の頭で考えて、自分でそれを克服すること、地味ではあるけれども、これの繰り返しこそが合格へ繋がる道であります。自分の頭で考えることはAIが普及した将来でもきっと自分の力になります。考えろ、頭を使え!

 

文系

北海道大学法学部 入学 湯浅 祐(入間市立西武中学校出身)

 かねてより幅広い分野に精通する友人を持つことのできる総合大学の中でも、伝統ある旧帝国大学を志望していました。将来は立法、司法、行政といった国の中枢を担う職に就くことを考えております。当初志望したのは官僚の大半を排出する東京大学です。3学年の11月までは志望し続けましたが、自分の学力では合格が現実的ではないことを悟り、北海道大学を目指すことにしました。きっかけとなったのは校長先生のお話でした。特に、札幌の中心地にありながらも広大かつ自然豊かなキャンパスには魅力を感じておりましたし、親元を離れて個人として成長するために海を挟んで遠く離れた北の大地での一人暮らしに魅力を感じたので、合格発表時から新生活への期待に胸を膨らませていました。
 しかしながら、このような期待とは裏腹に学習面に関しては不安があることも事実です。高校までの決められた教科で与えられたカリキュラムをこなす学習から、大学では自ら主体的に選択して、学び、研究する学問に大きく変わるため、この変化に対応していく必要があります。現段階では国会議員を目指しているため、特に憲法解釈の問題についての関心を深めています。これまで平和を維持してきた日本が大きな決断をしようとしていますが、70年以上続く平和や伝統、時代ごとの流れや価値観、外交など様々なことまで考慮する必要があるため、憲法改正が正しいのかどうか正直今の私には皆目見当もつきません。政治家を志す者として情けない気もするのですが、偏見を持たずに公平な立場から研究が始められる点は無知の特権であると考えています。また、憲法改正の際には国民投票が実施されることになりますが、現在の投票率が半数程度の日本において国民投票では民意を汲み取ることができるとは到底考えられません。オーストラリアなどで採用されている義務投票制によって、無投票には罰金を徴収することで投票率をあげるという方法もありますが、政治は国民が主体的に参加して行わなければならないため、現状の選挙方法を維持しながらも、特に若者の投票率を上げるための方法を、法律学的視点にとらわれることなく、経済学的視点や心理学的視点といった多面的な角度から研究していきます。日本という国をより深く知るために、北海道大学で力を入れている国際交流や留学によって、自己を客観視するように、外から日本を眺めるとともに海外の多様な価値観の中でリーガルマインドを育んで参ります。
 最後に受験生の皆さんへ。受験に奇跡はないといっても過言ではありません。理想を掲げてモチベーションを高めることも重要ですが、遅くともセンター試験終了後には自分の実力や模試の判定の現実を直視してください。努力でしか合格は勝ち取れません。進学先の大学を誇れる母校にできるかは自らの努力次第にかかってくるのです。

 

3ヶ年の指導方針

1学年の指導方針〜自分を見つめ直す1学年〜

この学年におけるタスク→「職業・学問研究」・「文理選択」

 自分の生きることの社会を知り、その中でどう生きていきたいかを考えます。高校生だか らこそ、中学時代には出てこなかった発想がたくさん生まれるでしょう。 この学年では 「文系」、「理系」という将来に向けての大きな選択が待ち構えています。目先の「教科」 で選ぶのではなく、この先数十年を見渡した選択をするよう、職業との繋がりや大学で学ぶ学問、といった広い視野を養います。

2学年の指導方針〜大学・学問を知る2学年〜

この学年におけるタスク→「第一志望校決定」

 漠然とした大学に対する意識を確固としたものにするのがこの時期です。大学には何があり、何ができるのか、そして何のために行くのか。主体的な大学進学をするためには 、きちんと知っておく必要があります。
 そしてその情報を基によく調べ、よく考えることにより、「第一志望校」を決定するのがこの1年間の大きな課題です。長い受験を戦い抜くことができる目標意識を養います。

3学年の指導方針〜諦めずに戦い抜く3学年〜

この学年におけるタスク→「第一志望校合格」

 この 1年間は苦しい 1年間になるでしょう。最後まで諦めず戦い抜くことができるかが重要です。各々が掲げた目標を叶えられるよう、適切な情報を与えて入念な受験戦略を立て、精神的なサポートをする役目を私たちは果たしていきます。
 しかし、実際に戦うのは私たちではありません。ここまで培ってきた精神力を武器に、根負けしない大学受験を成し遂げ、全員が笑顔で卒業していくことを期待します。

進路指導室

 各大学の赤本を中心に多くの資料が揃っているだけではなく、学習スぺースも充実しています。進路指導部長をはじめ進路担当の教員が在室しており、進路や学習についての疑問や悩みを相談できます。

      
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